前回からだいぶ間が空いてしまいました・・。何か書こうと思えば思うほど手が動かなくなる、たくさんネタはあるのにね。だから、とにかく動いていこうと思います。今日は、「手を合わせる」ということについて書きます。普段どんな時手を合わせますか?神社やお寺で拝む時がほとんどではないでしょうか?かくいう私もそうでした。しかし、力士の現役時代にある武術家の先生の講習会に行き、手を合わせて腰を下ろす動作を教えてもらいました。その時は何のこっちゃわからなかったけれど、今ふと再開するとお腹の方に意識がいくことがわかりました。お腹が目一杯活用される、お臍の下の丹田を中心とした体の使い方になれたのです。メンタル的にも有効で緊張したり、怒りが込み上げて気持ちが上ずった時に手を合わせると落ち着きます。いわゆる腑に落ちる状態です。ここからは私の推測ですが、昔の人は神や仏に祈りを捧げる時、気持ちを落ち着けるには手を合わせるのが一番ということを体で感じていたのではないでしょうか?気の乱れたままでは願いは届かない、まだ科学も発達しない自然の成り行きは神様次第と言われた時代ですから、失礼があってはいけないという畏れが手を合わせるという動作に行き着いたのではないでしょうか?今まさに混迷の時代、そんな時こそ、手を合わせて自分の体を整えてしっかり歩んで行くべきではないでしょうか?