大相撲の世界のランキングが一目で分かるもの、それが番付表である。毎場所開催される二週間前に番付発表がされ、各部屋の先場所勝ち越した力士が東京場所なら国技館、地方場所ならそれぞれの本場所会場まで取りに行く。なぜ勝ち越した力士が見に行くかというと、ゲンを担ぐためと、勝ち越した力士の方が新しい番付はランクもアップして見るのが楽しみだからという意味もある。二ヶ月に一回、必ず今の地位がはっきりと表示される。怪我・病気が理由だろうが関係ない、今の実力・結果が反映されるのだから厳しい世界だ。基本番付発表の日は稽古は休み。朝から皆で折り込み作業をして、部屋の後援会や自分の応援してもらってる方に郵送する。一番下位の地位「序の口」は別名「虫眼鏡」と言われるように、虫眼鏡を使わないと見えないくらいだし、序二段・三段目も見づらい。幕下でやっとこさ見えるくらいか・・。でも相撲字で書かれた番付表は日本の伝統文化の一つだし、どんなにデジタル化の時代になってもなくならないでほしい。