トレーニング

誰もが聞いてもピンとくる言葉であるが、とても多様性のあるワードである。筋力トレーニングもあればメンタルトレーニング、果ては脳トレまであるくらいだ。ここでは主に体を鍛えるトレーニングについて述べる。

 昨今トレーニングジムは、どこの街でもみかけないことはないほど普及している。24時間のジムももはや当たり前、電気代など元が取れるのかと心配してしまう。トレーニングジムは大変便利な施設だ。雨風気候は関係なし、トレーナーが丁寧に教えてくれる、安全第一の設計、これはストレス発散にりますわな。

 けれど、一つ言わせて下さい。アスリートが試合に臨む時、安全が重視されるだろうか?誰かがそばについて競技をサポートするだろうか?心地よい環境だろうか?少なくとも私がやってきた相撲は違う、対戦相手なんか一言で言えば危険だ!土俵は1人で上がる、あの緊張感はとても生きた心地のしないものであった。相撲の競技者にとっては真逆なことをしているのだ。昔、ジムに通ってるときに自分なりに工夫してマシンを使おうとしたら危険ですと止められたことがある、私にとっては不便であった。

 三井住友海上の女子柔道部は既存のトレーニングマシーンをカスタムし、より柔道に効果のある方法を編み出した、確か特許も取得したはずだ。新スポーツ長官の室伏広治氏は、安全性の高いフリーウェイトのマシンにあえて不安定さを付け加えたトレーニングを編み出した。

気晴らし、健康増進ならトレーニングジムは最高!お友達もできて、一つの社交場になる。でもアスリートならば、長年培ったその競技の技術を精錬して、こだわってほしい。そうすれば怪我も少なくなるのでは?と思う今日この頃でした。

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