朝ごはんは「金」

年が明けて二日目(あくまで冬至を過ぎただけであるが)である。今日はいい天気である、しかし晴れの日の冬の朝ほど寒いものはない。放射冷却なるものが降り注ぐらしい、ストーブが欠かせない。昨日ブログを復活させたが、閲覧者は0であった。当然の結果であるが、しばらくずっと書いていなかったのに閲覧している人がいたりとこの世は予測不可能である。そもそもこのブログを復活させたのも、収入を得るためではない。得たところで生活していくには程遠いくらいのスズメの涙である(スズメは泣くの?).。

本来ならば、紙にペンで書くという作業が一番體にいい(私は体を旧字体の體と表記している).。自分の思いを自分で形するのが自然。上手く書けなかったら、工夫してきれいに書く。わからない字があれば調べる、といった具合にまずボケる心配はない。その昔なんかは、墨で座卓で正座して集中して書いたのだから太るわけがない。私も本当はそうしたい、しかし今の時代に原稿を書いて、それを出版社の担当者が取りに来るなどということはない。全てメール、インターネットである。辛抱強くなのか、時代遅れなのかは真意は不明だがFAXを使う人もいるが、もう便利とは言えない。自分のことだけではない事情でパソコンで文字を書かざるをえないのだ。

先ほど朝飯を食べた、少し大きめの浅型どんぶりとでも言おうか、そこに海苔を敷き、温めたご飯を載せる。そこに鰹節と醤油をかけ、一番上にポーチドエッグをのせる。付け合わせにぬか漬けを傍に載せ、まさにワンプレート御膳の完成である。朝ごはんは金、昼餉は銀、晩は銅とご長寿の方が言われていたのをテレビで拝見したが、あながちこれは間違いではない。巷には色んな説が飛び交っているが、私は朝餉は金を採用する。体にエネルギーがほとばしり、脳も活性化する。人間の本能である食欲という部分を刺激し活力を与えてくれる、柔らかな朝日を浴びながら、簡単でもいい、ご飯の支度をする時の至福のひと時といったらない。ドーパミンが120%分泌される(あくまで私がである)、そして食後にコーヒーを啜り、ホッと一息入れれば、その日一日やりきれるという自信が生まれる。

朝は、パン派・ご飯派に分かれるが、私はご飯派、つまりは和食をお勧めしたい。ご飯に糠漬け、この組み合わせは非常に高い確率でお通じが良くなる。便秘薬などいらない、人間は食べるだけでは満たされない、排泄もあってこそ満足するのである。しかしなんともいえない締めくくりであった。