伊東勝人Vol.3

 ババヘラアイスをご馳走になった私は、すっかり近大に気持ちが傾いていたが、まだ迷っていた。鷹巣大会で近大ともう一つ誘われていた大学が対戦するので勝った方に入ろうと心に決めた。結果近大の勝ち、やはり運命は近大だったのか。岩手インターハイの最中にお願いしますと正式に申し出た。

高校生活も無事終わりいよいよ大阪へ行くこととなった、到着して次の日にはマワシをつけて稽古場に入らせてもらった。

先輩達の相撲を見る、やっぱりレベルが違う。全国レベルの選手たちが集まるのだから当然だ。私は全国レベルではなかったから、その迫力圧倒されてしまった。

そうこうしてるうちに、伊東さんが着替え始めてマワシをつけた。もう現役選手としては退いていたはずだが・・・。気合いの入った四股を踏む。キレイに上がる足、それだけで見応え十分。そして、体が温まったところで相撲を取り始めた。強すぎた、先輩達はまるで歯が立たない。様子を見るような感じで本気を出してない、しかも何番も続けて取ってるのに息一つ上がらない。そして、仕上げにしっかりぶつかり稽古で腰の重い胸を出す。これがアマチュア横綱なんだ、とんでもないところに来てしまったと今更遅いとばかりに後悔の念が。しかし、田舎で啖呵切って強くなってくると言ってきた手前逃げることも出来ず覚悟を決めるしかなかった。

続く

 

伊東勝人Vol.3」への2件のフィードバック

  1. うえよし 返信

    私も陸上の特待生として高校に入学した時、レベルの違いに押し潰されそうになった時、毎日不安な気持ちで、ただただ練習に参加するだけの日が続きましたが、いつしか続ける事が自信になりました❗いま新しい世界で不安な気持ちで、いる人がいたら続ける事が自信につながると言いたいです❗!大岩戸さんも近畿大学相撲部に入部した時、やって活けるか不安になったと思います、そこからどんなふうに大学横綱に成ったか、早く続きが読みたいです❗!

    • ooiwato-master 投稿者返信

      そうだったんですね、先のことはわからないけど1日1日コツコツ努力されそれが実を結ばれたんですね。
       私の大学時代のことは今しばらくお待ち下さいね^_^

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