自伝その弐

 相撲がとにかく嫌いであったが、他にもこれといった秀でたものはなかった。勉強も嫌いでダメ、太っていたから運動もダメ、とにかく何をやっても続かなかった。体がでかく、やる気のない姿はふてぶてしく見えたのだろうか?小学2年〜3年までの女性の担任に目をつけられた。他のできる子とはとにかく差をつけられた、その時学校そのものが嫌になった。今の時代なら懲戒免職レベルな仕打ちをその担任から日々受けたが、これは墓場まで持っていく。

 しかし、運命とは皮肉なもの。その担任が親に渡したプリントが相撲道場の募集案内だったのだから。私はそんなことつゆしらず、親は大喜びで勝手に申し込んでいた。そして小学校三年生の終わりに、来年度の4月から道場に通えと告げられる。相撲は嫌いだったが急な展開だったことと、親が機嫌がよくこれなら怒られることもあるまいと流されるがまま4月に道場の門を叩く。

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