自伝その7

地元のメインの大会も終わり、季節は夏休みに入る。この季節になると、私の通ってる道場に各小学校の強者たちが出稽古にやってくる。先の大会で上位入賞した人たちが、東北大会や全国大会に向けて鍛えるためだ。ここで本当に充実した稽古が出来た。何より、入賞していた人に全く通用しないわけでなく、そこそこ相撲が取れるというのが自信になった。しかし彼らは他のスポーツをしながらの相撲は掛け持ちというスタンス、私は相撲一本だから1日も休まず稽古に行ったことで、夏休み明けにビックリするくらい強くなっていた。それまで勝てなかった相手に勝てるようになっていた、相撲が面白くなり始めたそんな時、とんでもない男が道場に入門してきた。

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