大岩戸杯

自分の四股名を冠にした大会を開催するのは、一つの夢であった。それがOfficeOōiwatoを立ち上げて3年目に叶えられたので、私は幸せ者である。昨年から小田原の「はじめ塾」さん(https://hajimejyuku.jp

のゴールデンウィークの開催されるお祭りのワンコーナーに取り入れさてもらった。

前日から土俵作りの手伝い、作る場所は塾の子供達が毎年耕す田んぼ。五穀豊穣を願い相撲を取るにはうってつけの場所である。

はじめ塾の子供達はとにかく体を動かすのが好き、この相撲大会にかける意気込みは半端ではない。今の大相撲やアマチュア相撲の比ではない。それでいて、所作もきちんとしていて見ていてとても清々しい。「礼に始まり、礼に終わる」「勝って驕らず、負けて挫けず」を見事に体現してくれた。

大岩戸杯は他の相撲大会とは違うルールがある、勝った人がガッツポーズやあからさまに喜びを表現した場合は、取り直しとさせていただいている。これを決まりにしなければならないほど情けなく残念なことはない。負けた相手は、悔しく悲しい。本人だけでなく、そのお身内の方々の夢や希望を打ち砕いてしまうのが勝ちなのである。他の犠牲を得ての勝利になぜ浮かれのか、そこを突き詰めればガッツポーズなんてできないだろう。これはわきまえるということ、土俵を降りるまでは、勝たせていただいた相手に敬意を払うのが、大岩戸流なのです。

それほど技術的なことは教えていないが、写真をみておわかりだろうか?しっかり相撲になっているのだ。頭と頭でゴツんとぶつかり合う相撲も何番かあった。

今まで引っ込み思案だった子が大活躍したり、女子の部に限っては飛び入りでお母さん達が参加したりしてとにかく参加人数が多く、盛り上げていただいた。残念なことに年齢が上になればなるほど男の人の参加が乏しくなるということ。

近年、男尊女卑を否定し、女性の権利だのなんだの言う風潮になってめっきり男が弱くなってしまった。世の中の偏りはもはや止められないのかと思うくらいである。

最後の賞品が素敵であった。子供達それぞれが、目録を出し合う。例えば「私は将来メキシコに行くので、来たら市内観光します」とか、「将来パティシエになってお店出したら、食べに来てください。食べ放題にします」とかである。それぞれ、小洒落た入れ物に、内容を記した目録を入れて渡していた。

本当に素晴らしく素敵な相撲大会が今年も無事開催され、とても嬉しかった。開催を快く承諾してくださったはじめ塾の和田正宏先生、手伝ってくださった多くの方々に感謝致します。

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