横綱審議委員会

先日横綱審議委員会から2人の横綱に「注意」が勧告された。注意されたから、特別何かあるわけではない。ただ、横綱として休場が多すぎるということで今回このような発表になった。世間では、これに対して批判の意見もある。しかし、なぜ横審の方々が批判されなければいけないのか私には理解できない。当たり前のことを言ってるまでで、何の違和感もない。横綱とは降格はない代わりに負ければ潔く引退する地位である、今の横綱にそれが出来ていないのだから言われても仕方ない。

横綱擁護派は、怪我してるから休んでも仕方ないとか出てる場所は好成績だからいいだろとか言っている、はぁ?と思う。怪我してる人間は他にもいる、休みたくても休めず下手すれば一生その痛みと付き合っていかなければいけないくらいの怪我と闘いながら頑張ってる力士が多数だ。もし、降格しない特権を、「横綱に上り詰めるまで頑張ったのだからいくら休んでもいいんですよー」なんて解釈するなら、品格・力量ともに最低の横綱を作り上げてしまう。そんな地位に誰が憧れるのか・・。

じゃあ休んでる横綱に責任あるかと言われたら、そうとも言い切れない複雑さがある。横審の先生方は各々の道で極めてこられた方であるが、相撲経験はない。なので注意を受けたところで「んー?」が正直だろう。

降格はないが、成績を残せなければ引退なんて解釈難しいことはそろそろやめて、横綱はその地位まで上り詰めるまでが大変なので昇進したら永久保証!と謳うか、横綱でも降格あり(三場所連続負け越しとかの規定など)という制度にした方がいいんじゃないか?

 世代交代が期待される大関が多数休場し、合同稽古では横綱白鵬に対戦成績で大きく負け越す力士がいるから引退しなきゃいけないという風潮は全く起こらない。

 横綱に引導を渡せないでいる他の力士達にも何か「注意」が必要でしょ?

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